
眉間のしわが深くなると、老けた印象だけではなく不機嫌な印象の顔になってしまうことがあります。さらに、眉間にしわがあるだけで人相が悪く見えてしまうこともありますので、このような状態はできるだけ早急に改善しておきたいものです。それでは、眉間のしわの原因や改善方法についてご紹介していきます。
目次
眉間のしわはどうしてできるの?
眉間にしわができると、なかったときとは顔全体の印象がまったく異なります。それではまず、眉間にしわができる原因について考えてみることにしましょう。
☑お肌の乾燥
☑寝癖
☑視力の低下
☑表情の癖
お肌の乾燥
お肌が乾燥していると、少し眉間にしわを寄せただけでうっすらとしわの癖がつくことがあります。これは眉間に限らず額、目元、ほうれい線でも同様ですので、洗顔後やお風呂上がり、メイク前には必ず保湿ケアを行ってお肌の乾燥を予防しておくことが大切です。
寝癖
横向きで寝る癖がある方の場合では、寝ている間に眉間にしわが寄り、それが癖づいてしまうと深いしわになることがあります。寝ているときの姿勢はご自身でコントロールすることはできませんが、入眠するまでの間であればコントロールすることができるはずです。布団に入った途端に横向きになる癖がある方は、できるだけ天井に顔を向けた姿勢で寝ることを心がけてみましょう。
視力の低下
視力が低下するとものが見えにくくなり、自然と目を細めたり眉間にしわが寄る表情になったりすることがあります。また、度が合わないコンタクトレンズや眼鏡の使用でも同様の表情になることがありますので、これに該当する方は度が合ったコンタクトレンズや眼鏡を使用するようにしましょう。
視力は眼科だけでなく、コンタクトレンズや眼鏡販売店でも測定してもらうことができますので、年に1回は測定を受けておくことをおすすめします。
表情の癖
眉間のしわが癖づく最も大きな原因は、普段からの眉間にしわを寄せる表情の癖によるものです。たとえば、何かに集中しているときや、パソコンまたはスマホ画面の操作中に無意識のうちに眉間にしわを寄せていることはないでしょうか?このように眉間にしわを寄せている状態が長時間続くと、たった1日で眉間のしわが癖づいてしまうことがあります。
特にパソコンやスマホの画面に集中していると、知らず知らずのうちに眉間にしわが寄っていることがあります。心当たりがある方は、表情の癖に気が付いた時点でそれを元の状態に戻すことを心がけましょう。
眉間のしわはこうして改善しましょう
若い頃であれば、ヒアルロン酸やエラスチンなどの体内量が十分であるため、眉間に薄いしわができたとしても改善しやすいでしょう。しかし、年齢によってこれらの成分の体内量が減少すると、薄いしわが癖づきやすく、放置によって深いしわ(真皮じわ)にまで発展してしまうことがあります。では、眉間に深いしわができてしまったときにはどのように対処すれば良いのでしょうか。
☑口角を上げる癖をつける
☑眉間マッサージをする
☑保湿ケアを行う
☑寝る前に医療用テープを貼る
☑専門治療を受ける
口角を上げる癖をつける
不思議に思うかもしれませんが、口角を上げると眉間の筋肉の緊張が和らぎます。そして、常に意識して口角を上げていると、自然に眉間にしわを寄せる癖が改善されてきます。口角を意識して上げていると頬の筋肉も鍛えることもできますので、将来的なブルドッグラインやマリオネットラインの予防にも役立つでしょう。
ただし、すでに眉間のしわが真皮層にまで食い込んでしまっている状態であれば、この方法だけでの改善は難しく、専門治療が必要になることがあります。
眉間マッサージをする
眉間にしわを寄せていることに気がついたらその場で表情を元に戻し、眉間を軽くマッサージしましょう。また、お風呂上がりや洗顔後の数分間にはお肌に水分が留まっているため、よりマッサージ効果が現れやすいといわれています。眉間マッサージは何分もかかるものではありませんので、特にお風呂上がりや洗顔後には軽い眉間マッサージを行うことを心がけましょう。
マッサージの方法はいたって簡単です。両手の中指を眉間に当てて、その部分の筋肉をほぐすような気持ちで外側に向けてマッサージすればOKです。
保湿ケアを行う
お風呂上がりや洗顔後に眉間マッサージをしたら、そのあとにはセラミドなどの保湿成分を配合した化粧品でしっかりと保湿ケアを行っておきましょう。特に乾燥肌が進んでいるのなら、プラセンタ原液美容液やプロテオグリカン原液美容液、フラーレン配合保湿化粧品などがおすすめです。
寝る前に医療用テープを貼る
一度眉間にしわを寄せる癖がついてしまうと、寝ている間にも無意識のうちに眉間にしわを寄せていることがあり、この予防に役立つのが医療用テープです。方法はとても簡単、ドラッグストアなどで販売されている医療用テープを眉間の範囲に合わせてカットし、貼りつけて寝るだけです。
ただし、汗をかきやすい季節にこの方法を実践した場合では、かぶれが起こることがありますので、特にお肌が弱い方は十分な注意が必要です。
専門治療を受ける
セルフケアでの改善が難しいと感じたら、専門治療を検討してみると良いでしょう。セルフケアだけでは眉間のしわを取ることは難しいのですが、専門的な治療であれば一時的であったとしても改善が可能です。専門治療には以下の方法があります。
ボトックス注射
筋弛緩作用があるボツリヌストキシンを加工した薬液を眉間に注入し、筋肉の働きを弱めることでしわを取ることができる方法です。この治療は5分程度で受けることができ、お手軽な費用で受けることができるというメリットがあります。
ただし、この治療の効果は永続的なものではなく、数カ月程度と短いというデメリットがありますので、この点についてはあらかじめ頭に入れておく必要があるでしょう。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸を注入して眉間のしわを取る方法です。この方法はボトックス注射のように筋肉の働きを弱めるのではなく、ヒアルロン酸でしわの溝を埋める方法です。
この方法もまた永続的な効果を期待することができませんので、治療を受ける前にはあらかじめ承知しておく必要があります。
まとめ
眉間のしわのおもな原因は表情による癖です。表情の癖は自分自身で気が付きにくいため、気がついたら表情によって眉間のしわが深くなっていたということも十分にあり得ます。つまり、眉間のしわの予防や改善には表情の癖を治すことが何よりも大切だということです。
また、お肌の乾燥や寝癖などによってしわができることもありますので、保湿ケアや寝る前の姿勢にも十分注意しましょう。
今回は眉間のしわを改善する方法についてご紹介してきましたので、1日でも早く眉間のしわを改善したいという方はぜひ、参考にしてください。